最近のおすすめスポーツ漫画を紹介します。野球、サッカーからクイズまで!?2020年9月更新
スポーツって素晴らしいですねっ!!!
完全インドアな私みたいなものは、世間でスポーツが盛り上がるたびに連想するスポーツ漫画を読みたくなるのですが……。
夏の暑い日には「あだち充作品」を手始めに、「大きく振りかぶって」なんかを読み直してみたり、公園でバスケ少年を見かけたら「スラムダンク」を読んでみたり。極端なところでは鳥人間コンテストをTVで見た日には「ちはやふる」を猛烈に読み返したり(作品内に鳥人間コンテストがちらりと出てきます。また、私の中ではスポ魂扱いです)、逆に本棚にある「GIANT KILLING」を見かけてはPS3の「プロサッカークラブをつくろう」を引っ張り出してみたり。
みなさんにも多かれ少なかれ似たような経験がおありになるのではないでしょうか?
最近は以前と比べて色々なスポーツ漫画、あるいはスポーツではないけどスポ魂要素の強いものまで様々な作品が生み出されていますので、今回はその一端をご紹介できればいいかなと思います。
では、さらさらっといきませう。
まずはサッカーだす。
アオアシ
内容紹介
愛媛に暮らす中学三年生・青井葦人(あおいアシト)。
粗削りながら、強烈なサッカーの才能を秘めているアシトだったが、
まっすぐすぎる性格が災いして、大きな挫折を経験することに―――
そんなアシトの前に、東京にある強豪Jクラブ「東京シティ・エスペリオン」の
ユースチーム監督・福田達也(ふくだたつや)が現れる。
アシトの無限の可能性を見抜いた福田は、
東京で開催される自チームのセレクションを受けるよう勧めて!?
将来、日本のサッカーに革命を起こすことになる少年の運命は、
ここから急速に回り始める!!
今や押しも押されぬ人気となったサッカー漫画。
この作品の設定は少々意外で、これまでの作品に多かった高校サッカーではなく、ユースチームが舞台になっているところです。
高校サッカーよりもシビアで残酷な世界でもありますから、チーム内においても緊張感やライバル意識などがヒリヒリと伝わってきます。
リアルなスポーツ漫画でありながら、引きもありますし外連味も上手く混ぜ込んでありますので、漫画としての完成度は結構高いと思います。
Amazonで試し読みなんかもありましたので、合うか合わないかを確認してみる価値はあると思います。
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DAYS
内容紹介
少年たちは全力で、笑い、泣き、走る!! 心をジンジン刺激する! 激熱サッカー漫画!! ――何のとりえもない、特技もない。けれど人知れず、熱い心を秘めた少年・柄本(つかもと)つくし。孤独なサッカーの天才・風間陣(かざま・じん)。嵐の夜、交わるはずのないふたりが出会ったとき、高校サッカーに旋風を巻き起こす、灼熱、感動、奇跡の物語が幕を開ける!!
こちらは青春真っ只中のサッカーマンガ。アニメ化もされてますので認知度は結構高いでしょう。
なよなよっとした主人公が努力を重ねて成長していくタイプで、初めの弱っちい感じは読んでいても抵抗があるくらいでした。しかし、物語が進んでいくにつれ、周りに助けられながらも誰よりも努力をする主人公に否応なく涙させられます。
まるで、頼りない自分の息子の成長を見守るような感覚になりますね。私もおじさんですから……。
ヒロイン得意の○○読め!突っ込みはなかなか好きです。少し拝借させてもらうと、「心が腐りかけてるならDAYS読んどけ!そんでちょっと泣いとけっ!」
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さて、お次はバリボーです。
ハリガネサービス
内容紹介
中学バレー部ではレギュラーになれなかった下平鉋。都立豊瀬高校ではなんとかレギュラーを目指して頑張ろうとしていると、一緒に入った同級生の3人は元・中学東京選抜であった。青春高校バレーボール巨編!!
チャンピオンっぽいバリボー漫画!と言えば伝わるのでしょうか?……おそらく伝わらないんでしょうね。
主人公はほんのり暗めというか、内気気味というか。一位専念、異常ともいえる精神力とサーブの技術で仄暗いオーラ渦巻くゾーン状態に入って活躍したり打ち砕かれたり。ハイキューとは違ったヒリヒリしたバレー漫画です。
スポーツ漫画とはいえ、多少癖があるので万人受けとはいかないでしょうが、私はかなり面白かったです。
少女ファイト 14巻~
内容紹介
「あの日から、友達は作らないって決めたんだから」大石練(おおいしねり)・15歳。バレーボールの名門・白雲山(はくうんざん)学園中等部に在籍。練はずっと自分を抑え続けていた。小学校時代に全国大会で準優勝したチームのキャプテンであったほどの実力を隠しながら。集団スポーツの中で、自分を殺さなければいけない理由は――。それでもバレーを辞められない想いとは――!! バレーボール群像劇スタート!出版社/著者からの内容紹介
バレーボール群像劇スタート!!待望の最新作
大石練・15歳。バレーボールの名門・白雲山学園中等部に在籍。練はずっと自分を抑え続けていた。小学校時代に全国大会で準優勝したチームのキャプテンであったほどの実力を隠しながら。集団スポーツの中で、自分を殺さなければいけない理由は——。それでもバレーを辞められない想いとは——!!
描きおろしページ満載!カラーページも収録!!
天才、日本橋ヨヲコのバレーボール漫画。
私、日本橋ヨヲコ先生の文学的というか、大人向け手塚治虫作品のような空気感が好物なんですが、何なんでしょうねあれは?魂を切り出して漫画に落とし込んだような痛みが感じられます。
スポーツ漫画を書いてどうなるのかな?と期待しないで読んだのを覚えていますが、とんでもねぇ!すんばらしぃ!
絵が受け付けないって人がいたら初めは我慢するべし。すぐ慣れる。そんな事一切気にならなくなる。でも、爽やか青春が読みたいならおすすめはいたしかねます。
ちょっと熱が入ってしまいましたね。お次はクールダウン。
はるかなレシーブ 4巻~
内容紹介
高い身長がコンプレックスのはるか。 身長が伸び悩みビーチバレーを諦めたかなた。 沖縄の地でビーチバレーのペアを組むことになった凸凹な二人の少女が、呼吸を合わせ砂浜を翔ぶ――!! ほとばしる ビーチバレー少女達の青春、待望の第1巻!!
打って変わって、かわいい女の子が水着姿で頑張る感じ。
絵も可愛くて上手いし、キャラも可愛くて萌え方面としてとても優秀ですが、侮るなかれ。しっかりスポーツ漫画としても面白いんですよ。マジです。
背の高い女の子がビーチバレーと出会い、どっぷりハマっていく中で様々なライバル(例外なくかわいい)達としのぎを削るわけです。
次はおバドですね。
はねバド! 11巻~
内容紹介
母校である県立北小町高校バドミントン部のコーチになった立花健太郎(たちばな・けんたろう)。部員数が足りず団体戦にも出られない部を立て直せないかと悩む中、校庭の大木を難なく駆け上る運動神経抜群の少女・羽咲綾乃(はねさき・あやの)を見つけ、なんとか勧誘しようとする。だが彼女はなんと……バドミントンが嫌いだった! 目指せ100倍青春、バドミントン部ストーリー開幕! ※巻末に同著者の『新装版 パジャマな彼女。』第1話を収録著者について
こちらも絵の上手さ可愛さが抜群ですが、それもそのはず。元々ジャンプでラブコメを書いていた方なんですが、どうやらひと悶着の後移籍したとかなんとか。そんな話も何となく納得の出来る、信念の有る漫画です。
話は戻りますが、上の「はるかなレシーブ」は絵の可愛さも大きな売りですが、こちらの「はねバド!」は絵に騙されるな!呑まれるぞ!という感じでしょうか。少しばかり意味が解りませんね。すみません。物語がそれほど面白いと伝えたかったんです。
もしも、「かわいい絵がちょっとなぁ」と思ってる方がいたら、是非とも思い切ってチャレンジしてみてほしいです。責任こそ取れませんが、文句くらいならいくらでも受け付けましょう!
あぶねっ。タイトルに書いたのに野球忘れるところやった……。
MIX 11巻~
内容紹介
さて、別記事でもご紹介しましたが、最近の野球漫画で一番楽しみなのはこちら。私は結局のところあだち充なんですよね。ま、野球漫画に入れていいのかは賛否あるでしょうけども。
明青野球部が舞台ということですし、名キャラクター西村の息子なんかも出てきますが、「タッチ」を読んでいなくてもほとんど問題ないと思います。もし今作が気に入った場合は、より楽しむために後から「タッチ」も読んでみるくらいで良いでしょう。
いつまででも続いてほしい気もするし、早く完結して全容を見せてほしい気にもなる。好きな作品とは悩ましいものですよね。
BUNGO―ブンゴ― 10巻~
内容紹介
少年野球チームのない町に育った石浜ブンゴは買い与えてもらったボールをブロック塀に投げ込む毎日。そんな「壁当て」に心血を注ぐブンゴのもとに、少年野球日本代表の野田ユキオが現れて、二人は予期せぬ対決へ…!! のちに中学校で邂逅した二人は、揃って超強豪「静央シニア」へ入団する──!! 甲子園のための甲子園を超える死闘、中学野球で、少年達の情熱が乱れ弾ける──!!
紹介の前に一つしょうもない持論を。スポーツ漫画といっても様々なタイプがあると思います。「巨人の星」のとんでもない魔球や、「テニスの王子様」の必殺技、軽めの所では「弱虫ペダル」なんかも、私の中ではファンタジー漫画に分類されてしまいます。いえ、嫌いと言ってるのではなくてですね、あまりにも現実とかけ離れているというか、スポーツというより異能力バトル漫画として楽しんでしまうんですよね。
もちろん創作であり漫画ですから、多少なりともありえないことは起きますし、そういったことが無ければ面白い作品を書くのは難しいのだと思います。「メジャー」や「ダイヤのエース」なんかは外連味が多めでエンタメ野球漫画として面白いですが、「baby step」や「おおきく振りかぶって」などのように実際の理論をもとに読ませてくれる作品もありますよね。
その点、このブンゴはそのあたりのバランスが優れてると言いますか、ちゃんと野球をやりながらも熱くさせてくれるんです。このバランスって書くには相当難しいんじゃないでしょうか?面白く読ませてもらってます。
お次は変化球。しかもナックルボールです。
ナナマル サンバツ 14巻~
内容紹介
入学早々、高校1年生の越山識が勧誘されたのは、怪しげな先輩が会長を務める「クイズ研究会」だった! 同級生の真理に引っ張られ、識が出会った競技クイズのめくるめく世界とは!? 熱血競技クイズ漫画登場!
ええ。こいつはスポーツではなくクイズ漫画です。
でもね、ちょっと待って。高校に入ってクイズに出会って、仲間を集めて、大会に出て、ライバルとしのぎを削り、時に敗北し、時に勝利を手にする。大きな大会を目指して強化合宿!……ほら。スポ魂でしょ?すごい燃えるんですから。
上記の「ブンゴ」でも少し触れましたが、現実離れしたスポーツ漫画はファンタジー漫画として読んでいるのと同様に、スポーツ以外の題材であろうと構図や燃え要素などを含めてスポーツ漫画として読めるものがあると思いませんか?
例えば「ちはやふる」であり、例えば「青春エール」も入れていいかもしれない感じの奴です。
知識欲も満たしつつ、ヒリヒリした勝負に手に汗握る展開は本当にスポーツのようで、1巻だけ読んでみたら最新刊まで一気読みでしたよ。
まとーめ
思いついたのを選んでみたのですが、ご紹介したものは少なくとも私自信が面白いと思えたものだけを掲載しています。
それぞれ皆さま好みというものがあると思いますが、どれも自信をもって面白かった!と言えるものですので、次に読む本を選ぶ際の参考にしていただけましたら幸いです。
それでは良き漫画ライフをば。